地図 - クリスチャンスフェルド (Christiansfeld)

クリスチャンスフェルド (Christiansfeld)
クリスチャンスフェルド(Christiansfeld)は、南デンマーク地域のにあるの町名. 人口2,977人(2022年1月1日現在). 1773年、モラヴィア兄弟団(モラヴィア教会)によって建設され、デンマーク王クリスチャン7世に因んで命名された. 2015年7月に、「モラヴィア教会の入植地クリスチャンスフェルド」(Christiansfeld, a Moravian Church Settlement / Christianfeld, une colonie de l’Église morave)として世界文化遺産に登録された. 世界遺産文献ではクリスチャンフェルド、クリスティアンスフェル、クリスチャンスフェルト等の表記の揺れがある(後述). デンマーク語の転写では、クレスチャンフェルト([kræsdjansʼfæl’d])となる.

クリスチャンスフェルドの大部分は1773年から1800年の間に緻密な都市計画に基づいて建設された. 建設奨励のためにクリスチャン7世は、10年間の免税期間を設け、新家屋の建設費用10%を補助した. シュレースヴィヒ公国によって公式に小規模なマーケットタウン(flække)として設計された多くの町の一つである.

1864年、クリスチャンスフェルドを含むシュレースヴィヒは第二次シュレースヴィヒ=ホルシュタイン戦争の結果、プロイセンに割譲された. 1920年、ヴェルサイユ条約に基づいて行われた住民投票でスナユラン県はデンマークに帰属することを選択した. 再編入後もモラヴィア教会は18世紀の町建設時に獲得した権利は一部を除き喪失した. 例えば、町長指名権を失い、1920年に選出されたデンマーク人最初の町長は教会関係者ではなかった. この頃、教会は信者の減少を理由として学校も売却している.

1970年から2007年の間、 の市庁舎が置かれていたが、2007年の市町村大合併によりコリング市に編入され、市庁所在地の地位を失った.

今日、旧市街、モラヴィア教会とその明るく簡素でありながら印象深いホール、特別な墓地があり、毎年数千人の観光客を惹きつける観光名所となっている. その良好な建築の保存状態もあって1993年に世界遺産暫定リストに掲載され 、2015年7月4日、世界文化遺産に登録された.

クリスチャンスフェルドはハニーケーキで有名である. 1783年より秘伝のレシピによって焼かれている. 2008年まで18世紀のオリジナルレシピに基づくケーキも焼かれていたが、新しい国の衛生基準が制定されたことにより、改められた. しかし依然としてオリジナルのレシピも使われている.

 
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国 - デンマーク
デンマークの国旗
デンマーク(Danmark, )は、北ヨーロッパに位置し、バルト海と北海に挟まれたユトランド半島およびその周辺の多くの島々からなる立憲君主制国家. 自治権を有するグリーンランドとフェロー諸島と共にデンマーク王国を構成している.

北欧諸国の1つであり、北では海を挟んでスカンディナヴィア諸国、南では陸上でドイツと国境を接する. 首都のコペンハーゲンはシェラン島に位置している. 海外領土でない領土を大陸部分に領有しながら首都が島嶼に存在する国は、デンマークと赤道ギニアのみである.
通貨 / 言語  
ISO 通貨 シンボル 有効数字
DKK デンマーク・クローネ (Danish krone) kr 2
ISO 言語
DA デンマーク語 (Danish language)
DE ドイツ語 (German language)
FO フェロー語 (Faroese language)
EN 英語 (English language)
Neighbourhood - 国  
  •  ドイツ